ぽんどさんの飽きない英国

いよいよ60.英国行ったり来たり

違うって面白い!

www.britishcouncil.jp

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4地域の英語レジュメ

 グループ制の英語講座は苦手だ。だからいつも個人で英会話に通っている。その私が、講座内容にひかれて、嫌いなグループ制の講座を受講した。週1回3時間×2週の計6時間だけのブリティッシュカウンシルのRegional British Englishのコース。

 英国あちこち旅をしていると、リスニングが本当に難しい。各地域の特徴がわかれば、もう少しわかるようになるかもしれない。また、映画やテレビで、英国俳優がその役柄でどこまで訛りをうまく役に生かしているかがわかるようになりたいと思って、重い腰を上げた。

 イングランドスコットランドウェールズ北アイルランドの出身の先生がそれぞれの地域の簡単な文化の紹介、アクセント、固有の単語やいいまわしなどを紹介してくれる。

 1週目は、ウェールズと、スコットランド。いきなりかなり難しい地域から始まった。全く違う、ケルティックランゲージや、スコッツ、ゲーリック。

 以前、北ウェールズ、タクシーの運転手さんの話すケルティックが地名以外、全く耳に入ってこなかった。それもそのはず。

 ウェールズではLushはGood やwonderfulの意味。ということは街で見かけるせっけんのお店はウェールズがはじまりかな?

 イントネーションが平坦だったり、しり上がりだったり、イーがアイになったり。

 2週目はイングランド北アイルランド

 イングランドも実にさまざま。ヨークシャー地域のYorkshire,リバプールあたりの Scouse,サウスウェストイングランドのWest Country,バーミンガムのBrummie,イーストアングリアのEast Anglian,BBC英語、クィーンズイングリッシュなどのRP、East LondonのCockney/Estuary,ニューキャッスルのGeordie,マンチェスターのMancunian。

 Hが落ちたり、thがfのようになる北部。今の若者は北部でなくてもthをFのように発音する人が多く、大人に怒られるらしい。

 一方で、aを伸ばし発音し、rを強く発音する南部。また、Hを強く発音するのはアッパークラスでみられるらしく、マイフェアレディのイライザのアスコット競馬の場面での上流階級の「Hello」の発音がその例。ローカルな発音では、短く発音するgo toの「to」。女王陛下は、go to school の「to」を長く発音なさる。

 北アイルランドでは、寒いこともあり、日本の東北弁のように口をすぼめたまま発音するとのこと。また、rが入り、北アメリカ英語の発音によく似ている。tはdの音が入り、疑問文でなくてもすべて語尾を上げるのも特徴。

 2週とも夜22時までの3時間のレッスンなのに、学習という感じがしないので、全く疲れ知らず。まるで映画を見ているような時間で、楽しくて楽しくて、あっという間だった。

 Dead on! (しり上がりに発音して 北アイルランドでThat's perfect! の意味)

 Hwyl fawr!(ウェールズでGood byeの意味)