10月5日 プール戦でのイングランド応援に東京スタジアムへ。京王線がすでにイングランドジャージの外国人だらけ。車内では赤ちゃん連れの祖父母親子のイングランドジャージのおばあちゃんらと、笑顔の交流。話さなくても、目でわかる。「今日はイングランドよね」と。
飛田給の改札は人であふれかえっている。まだ1時間30分前だけど。イングランドとアルゼンチンはサッチャー政権の時のフォークランド紛争の因縁があるので、ラグビーのランキングの優劣だけでなく、イングランドとしても思い入れがあるのだ。イングランドファンとしては燃える試合だ。
駅前では、すでに水色ジャージのアルゼンチンサポーターが盛り上がり。その様子をスマホで撮るイングランド人。対照的な構図。
駅前のコンビニではすでにビール、ビール、ビール。円陣を組んで飛び跳ねるアルゼンチンサポーター。ビール片手に歩いていくイングランドサポーター。なぜかユーロでフェイスペインティングを売り込んでいるおじさんや、ポンドでピンバッチを売るおじさんと、ここは本当に飛田給なのか? ロンドンのトィッケナムではないのか?と思ってしまう。何しろざっと見た感じ7割は外国人なのだ。日本戦ではないので、世界中のラグビーファンが飛田給に集結している感じ。
今日は外国通信社のカメラもきて、外国人にインタビューしている。ひときわ目立つ彼らにも声をかけて写真をとらせてもらう。よくみると、手には大会エリス杯バージョンのハイネケン。
会場はすごくいい雰囲気。必勝ハチマキのイングランド人。中にはなぜか「合格」ハチマキも(笑)。まあ、プール戦通過するってことでは間違いでもないけれど。浅草あたりで買ってきたのかな?
席の横も前も、イングランドからのサポーター。私も負けずにアンサム歌い、大声で声援し、拍手していると、隣のご夫婦も、「よく来るのか」、「うーん、オーウェン・ファレルのキックがだめだね。頭やられたかな。」と話しかけてきた。お揃いのジャージの威力ってすごい。そんなにフランクな国民性ではない英国人とも、一瞬にして仲間意識になれる。
テレビで映るコーチボックスがメイン側に並んでいるが、手間のボックスに終始立ちっぱなしのエディ・ジョーンズイングランドコーチの姿も見える。
しかし噂にきいていたが、ラグビーファンのビールの飲みっぷりは確かにすごい。始まる前スタジアムに入る前から飲んでいるけれど、スタジアムでも、ハイネケンを大カップで6杯以上軽く飲んでいる感じ。ハーフタイムのトイレは、男性トイレが長蛇の列。終わった後もパブや居酒屋で飲んでいるのだろうな。祝杯で。
ここまで見ていると、選手入場の大太鼓の音はとても勇ましく、日本らしさ、ユニークさが出ていてとてもいいと思う。また、トライのあとの、「いよーっ」っていう歌舞伎風のかけ声にも観客が徐々に慣れてきた感じ。9月の試合の頃は、ざわざわっと観客席に苦笑が広がっていたが、最近の様子では、日本のラグビーはこれなのだと慣れてきた様子。
ジョーニー・ウィルキンソン大活躍の頃から見ていたラグビーワールドカップ。ちょうど前々回のワールドカップの頃は、イングランドを旅していて、成田からの国際線がロンドンに着陸するときに、機長がイングランドの勝利をアナウンスするサービスがあり、機内では歓声と拍手が起こった。イーストアングリアでは、タクシーの運転手のおじさんと、「君もウィルキンソン好きか?」と、運転中にハンドルから手を放して、マネをするおじさんにひやひやしながら、ウィルキンソンの話で多いに盛り上がった。
今日は台風で流れてしまった、イングランド戦。ノックアウトラウンドでまたイングランド戦を見られることを楽しみに、今日の台風がこれ以上の被害にならないことを祈っている。そして明日のスコットランド対日本戦が開催できますように!どちらも頑張って!!!